このレコードプレーヤーは以前オークションで手に入れたものだが、1980年の製品で動作の不調をきたし、回転の同期に時間がかったり、停止にブレーキがかからない状態になった。
そこで修理にチャレンジして、復活したのでその過程をまとめてみた。
(1)回路図の入手
オーディオ製品を中心にマニュアルを整理したサイトを見つけて、ダウンロード・・ただし、外国語版のみ。
サイト情報
https://www.vinylengine.com/library/denon/dp-60l.shtml
(2)故障個所の特定
プリント基板を見ていくと reverse motor control部分の半田浮きを発見した。今回さらにトランジスタ、電解コンデンサも取替えて、今後も長く使えるようにメンテすることにした。
(3)部品の入手
古い部品で入手できないものもあるかと思われたが、樫木総業さんでほとんど揃い、唯一なかった2SA999を若松通商さんで無事手配することができた。探せばそろうものだと感心した。
(4)修理
まずは、半田浮き部分の修理後、動作確認して、トランジスタ、電解コンデンサをほぼすべて取替完了。
部品外しは、半田の吸い取りが必要、今回手動スッポンなるものも合わせて購入したが、基板固定できない状態ではうまくいかないため、結局半田吸い取り線ですべて作業を終えた。
(5)完成
完成後、回転の同期、停止時のブレーキがかかることを確認し、終了した。
記載内容を実施した結果生じるいかなる損害に対しても保証はできません。あくまで、自己責任での実施となりますのでご注意願います。